2018.4.01
マイホームを考え始めたら・・・ 1.まずは土地探し・・・は失敗のもと ①
■~土地・建物等総額をいくらか決める
こんにちは、エムズホームの増田です。
ここのところの暖かさで家の桜は満開です。
桜祭りを来週に控えて、もう散り始めている
ところもあり、葉桜見物となりそう。。
さて、まず土地を決めないと家のプランが
できないから土地探しから始める・・・という
方が結構いらっしゃいます。
それも一理ありますが、それより前に検討
しておくべき大切なことがあります。
家を建てるのにかかる土地代や建物代などの
① 総額はいくらくらい必要かを出し、
② 自己資金と銀行借入をいくらにすれば、
③ 毎月何万円なので、はいOKです。
といった出し方は間違いで
① 将来学費などの出費に対応できるように
ライフプランを立てて、
② それに見合う返済額は月々何万だから、
③ 家に掛けられる総額はいくらくらいで
④ これを配分すると土地・建物代に掛ける
予算はこのくらいにするのがいい
といったライフプランニングに基づいて逆算
した上で計画をすることです。
マイホームを求めるとき、ほとんどの方は、
資金の大半を住宅ローンで賄うため、長期
にわたり返済していく必要があります。
返済の収入基準をクリアしていても、無理な
返済計画だといろんな落とし穴が・・・。
何もなければ大丈夫かもしれませんが、長い
年月を返済していく間には、子どもの学費や
車の買い替え等の想定できる出費と、家族の
突然の事故や病気のような突発的な出費など
発生することにもある程度想定しておく必要
があると思います。
備えておかないと途端に返済できなくなり、
最悪は、折角手に入れたマイホームを手放さ
なきゃならないってことになりかねません。
長期にわたって無理なく返済できる借入額を
シミュレーションし、自分のライフスタイル
に合った返済計画を作ることが大事です。
そうした返済計画に基づき、家づくりに掛け
る総金額を決め、バランスよく配分していき
ます。
家づくりにかかる費用として大きいものは、
土地代及び建物工事代・・・・当たり前ですが、
その他にも敷地の造成や給排水の配管工事、
家具・カーテン、照明・エアコン、家電などの
付属の什器や設備費用、外構などの付帯工事
借入に伴う手数料や各種登記関連諸費用など
必要な費用を漏れなく上げておかないと後で
困ることになってしまいます。
特に、土地には見えない部分がたくさんあり
家を建てるのに必要な要件が満たされてない
ことが少なくありません。
そうした隠れた費用が、どのくらいかかるか
事前に見積り予算を組んでいくことがまずは
肝心です。
それから、その予算配分に見合った土地代は
どのくらいで建物代をどのくらいにするか、
付帯工事はどのくらい掛けられるか検討して
いき、無理のないスムーズな返済計画が完成
します。
土地を先に決めることもできないことはない
ですが、土地に予算を取りすぎて建物に我慢
を強いられることになる(逆もあります)のは、
バランスを欠いた選択と言わざるを得ません。
それでは、今回はこのあたりで。
次回(4月7日予定)は、返済計画に基づいて
総額を決め配分していく流れについて、事例
をもとに、具体的にもう一度おさらいをして
みましょう。