2022.12.10
【シンプルな家】外観・内装を紹介│広島・島根の建築事例とともに
「シンプルでおしゃれな家に住んでみたい。」
注文住宅の建築を計画していて、このようにシンプルな家に住む希望を持つ人もいるでしょう。しかし、シンプルな家で実際にどんな暮らしができるのかは想像しづらいものです。
そこで本記事では、広島県・島根県で実際に建築されたシンプルな家の外観・内装を写真とともに紹介します。どんな暮らしが送れるのか、想像しながら見てみてくださいね。
記事の終わりでは、シンプルな家をおしゃれにするコツや、シンプルな家を建てるうえでよく聞かれる疑問にも回答しているので、合わせて参考にしてみてください。
・シンプルな家を実現するためのコツを解説し、よくある疑問へ回答します。
シンプルな家の「外観」
屋根や壁に凹凸が少なくシンプルな外観の家は、見た目が優れている点のほかにも、雨漏りの発生リスクを抑えられるなど、実利的なメリットも。
そんなシンプルな家の外観の事例を見てみましょう。
切妻:飽きない昔ながらのスタイル
最初に紹介するのは「切妻屋根」が印象的な家です。
切妻屋根は、おおよそ建物の中心部に屋根の頂点が配置され、左右に水勾配をつける、日本家屋としては最もオーソドックスな形の屋根です。
左右のバランスが取れた外観はまさにシンプル。飽きることがない伝統的なデザインです。
シンプルな家を建築するときは、窓や玄関、給排気口といった開口部を揃えることを意識しましょう。庄原の家でも、2階の窓の高さや、右側の窓の右端の位置などを揃えることで、シンプルさを演出している点に注目です。
キューブ:ザ・シンプル。凹凸をなくす
次に紹介するのは「キューブ型」の家。
屋根から基礎に至るまで、垂直・水平方向の線しか見られず、シンプルさを演出するのに優れたデザインです。
シンプルな家を目指すなら、色味を統一することも意識しましょう。“60’sstage 畠敷町の家”では、鮮やかなネイビーの外壁から、カーポートの屋根のポリカ板まで、同系色を用いることで統一感が出ています。
さらに外壁のガルバリウム鋼板とカーポートのメタル感は、クールで無機質な印象という点でも統一感の演出に一役買っています。
平屋:広々とした土地にぴったりな重厚感あるデザイン
最後に紹介する外観の事例は「平屋」です。
広々とした平屋に緩やかな片流れの屋根を取り付けた、重厚感のある住宅。外構の敷砂利と外壁がアースカラーでまとめられていて、無機質過ぎず、暖かな印象を醸します。
平屋は周囲の環境によっては、採光・採風の面で弱点になることがあります。しかし”trip 戸郷町 平屋の家”のように周囲が広々としている土地の場合は、光や風を十分に取り込みつつ、家事動線も短くできるので、平屋の建築はおすすめです。
シンプルな家の「内装」
続いて、室内に入ってみましょう。
あなたが家主ならどんな生活を送るのか、実際の生活をイメージすることが大切です。
シンプルな家は色づかいにこだわる
シンプルな内装の家づくりで大切なことは「色づかい」です。
“60’s stage 南畑敷町の家”では、壁面や天井を白で統一。床はクリーム色のタイル。キッチンの扉面や天板はダークグレーと、主張しすぎない色味で統一しました。
控えめな色づかいの内装にすると、主張を始めるのは照明やレンジフード、キッチンの水栓といった設備機器類です。写真のように、グースネックタイプの水栓を用いたり、小ぶりな照明を利用したりして、空間に合う設備を選択したいものです。
手・目に近い場所の素材は特に気を遣う
シンプルな家で心地よく暮らすためには「手・目に近いものの素材」に気を遣いましょう。“M’s style 東城町の家”の洗面室を参考にします。
手が触れる洗面台や、タオルを掛けるバー。目線と近しい場所に位置する、洗面鏡や壁面収納。こういった場所にはこだわったアイアンの金具や、無垢の木材を利用して、手触りや見た目の温かみを演出します。
実際に使う場面になると、手触りのよさに「素材にこだわってよかった」と思うときがくるでしょう。ただし、天然素材は水の染み込みがあるので、お手入れには注意が必要です。
家具にこだわる
シンプルな家を考えるうえで「家具へのこだわり」も重要です。その理由は床や壁、天井などの内装の主張が控えめなため、家具自体の主張が強くなってしまうから。
“M’s style 十日市の家”では、リビングの中心にヴィンテージ感あふれるレザーソファが鎮座しています。穏やかな橙色と木製フレームが、シンプルな内装にマッチして非常にオシャレ。家具の選び方でお部屋の雰囲気が変わることを認識しておきましょう。
シンプルな家「おしゃれのコツ」
ここまでシンプルな家の外観・内装を紹介してきましたが、ここからはどうすればオシャレ・シンプルな家を実現できるのか、コツを解説します。
事例と一緒に紹介するので、参考にしてみてください。
インテリアのコツ
シンプルな中に「ワンポイントを設ける」ことで一気におしゃれに。“Diolive 十日市東の家”では、対面キッチンの一部にモザイクタイルを貼り付けて変化を出しています。
全体が柄物だと、空間がうるさい雰囲気になりますが、部分的に好みの柄や素材を利用するのはおすすめです。
間取りのコツ
おしゃれを楽しむには「空間にスパイスを加える」のもおすすめ。
“M’s style 和MIXの家”では、リビングの上部を開放感のある吹き抜けにして、開放的な空間づくりに成功しています。
吹き抜けは風・光を呼び込むのにも最適で、住環境の向上にも寄与するので、積極的に導入を検討したいもの。ただし、断熱性能の低い住宅を建ててしまうと寒さを感じる場合もあるので、しっかり性能を確保したうえで導入しましょう。
外構のコツ
おしゃれな家づくりを目指すなら「外構」にも意識を向けて。アンティークなデザイン・素材の家は特に、外構にも気を遣いましょう。
“M’sstyle Koti 安芸高田市の家”では、玄関前のアプローチに自然な風合いのレンガを使い、芝生や植栽を適度に設けることで、ナチュラルな雰囲気を醸しています。建物とも調和していて、とてもおしゃれです。
建物本体だけでなく、付帯する外構も意識してみましょう。
シンプルな家の「疑問」
記事に最後に、シンプルな家を建てたい人から聞かれる疑問を紹介、回答します。いざ建築するとき、不安を感じないよう見ておきましょう。
建築価格が安いって本当?
「シンプルな家って、手間がかからないから安いんでしょ?」
この質問に対しては「そうとは限らない」と回答します。
シンプルな家は、特徴的なデザインや色味をつけにくく、素材本来の特徴や職人の技術が表に出ます。このため、高品質な素材を使い、高い技術を持つ職人に依頼することになるので、こだわるほどに建築費用は高くなります。
どこまで質感を求めるのか、その方針次第で高くも安くもなるのです。
シンプルすぎると飽きちゃうの?
「シンプルな家って飽きが来るんじゃない?」
この質問に対しての答えは「素材にこだわった家ほど飽きない」です。
無垢の床材や漆喰の壁、こだわって選んだ家具は、使っていくほどに深みのある色合いに変化していきます。経年変化で色味が変わることを楽しみ、お手入れのたびに違った風合いを獲得するのを見ていると、飽きを感じることはないでしょう。
まとめ│シンプルおしゃれな住まい方を
外観・内装の事例とともに、シンプルでおしゃれな家の住まい方や実現する方法を解説しました。
シンプルな家は素材のよさを引き出し、住み手に対して優れた住環境を提供します。また、外観や内装は規則性や統一感が得られ、飽きのこないおしゃれさを演出します。
今回紹介した住宅のデザインを好む人は、ぜひシンプルな家づくりを目指してみてくださいね。
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