家づくりガイド

2023.2.10

デザイン注文住宅間取り・プランニング

キューブ型のおしゃれな家、実現に必要な5つのコツ│3つの家の実例とともに

▶︎イエコト。× M’shomeコラボの家

▶︎イエコト。× M’shomeコラボの家

注文住宅の建築を計画しているとき、箱を積み重ねたような外観の「キューブ型の家」が気になったことがありませんか?キューブ型の家は、他の家にはない独特のデザインで、おしゃれに暮らしたいと願う人を中心に人気を博しています。

本記事ではキューブ型の家について、おしゃれに暮らすためにはどんな工夫を加えればよいのか、5つのコツを解説します。

コツを掴むことで、元々シンプルでおしゃれなキューブ型の家はさらに洗練されたデザインになります。広島県で実際に建築された家の事例も紹介するので「キューブ型の家、クールでかっこいいな」「シンプルで可愛らしいな」思っている人は、最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

この記事のポイント
キューブ型の家の特徴と、おしゃれにするための「コツ」が分かります。
・おしゃれなキューブ型の家の事例を確認できます。

 

 

キューブ型の家、こんな特徴があります

まずはキューブ型の家の「特徴」を把握するため、メリット・デメリットを紹介します。どんな特徴の家なのか、把握することでデザインや間取りに活かしましょう。

【メリット】シンプルで個性的な家になる

▶︎trip ZEH 十日市東の家

▶︎trip ZEH 十日市東の家

1つ目の特徴は「シンプルかつ個性的な家」になることです。

真四角に近い形で形状としてはシンプルなキューブ型の家は、目を引くため印象に残りやすいもの。インパクトある外観とも相まって、地域の中でも個性的な住宅になるでしょう。

没個性的と思いきや、シンプルであることから外壁の色や素材、窓の位置で個性を出しやすく、近くにキューブ型の家があったとしても、それぞれ個性を主張できるでしょう。

▷関連コラム:【シンプルな家】外観・内装を紹介│広島・島根の建築事例とともに

【メリット】施工費用が比較的安価

2つ目の特徴は「施工費用が比較的安価」であること。

建物の形は複雑になるほど、職人の手間や足場の面積、建物の角専用の部材など、施工費用が嵩むものです。一方でキューブ型の家は建物の形が単純であることから、施工にかかる手間が少なめで、施工費用を節約しやすい特徴を持ちます。

建築時に加えて、将来的に屋根や壁のメンテナンスが必要になったとき、単純な形のキューブ型の家は比較的安価に補修やリフォームを受けられるでしょう。

【メリット】地震に強い

3つ目の特徴は「地震に強いこと」です。

建物の形は正方形に近いほど地震や風への抵抗が強くなるので、真四角な形のキューブ型の家は地震に強い形をしていると考えてよいでしょう。

地震動や台風時の強風への耐力が高いことは、修理の費用が少なくなることと同時に、住人の命を守る強い味方になってくれるでしょう。

▷関連コラム:〈地震に強い家を建てたい方必見〉“耐震等級”の基礎知識から重要性について

【デメリット】夏場の日差し・急な雨対策が必要

【デメリット】夏場の日差し・急な雨対策が必要

ここからはキューブ型の家のデメリットです。1つ目は「夏場の日差しや急な雨対策が必要」であること。

伝統的な日本家屋は屋根を伸ばすことで、雨が降っても建物の壁に水はかかりませんし、軒を深くすることで夏場の日差しを遮ります。

一方でキューブ型の家の場合は、大きく軒を伸ばせないので、夏場は照りつける太陽が直接室内に侵入し、雨が降れば洗濯物が濡れたり窓を汚してしまう原因にもなります。

ただし、近年は樹脂サッシやトリプルガラス、Low-eガラスの登場により、日差しがあっても大部分は軽減されるようになっているので、性能の高い家なら問題にならないでしょう。

▷関連コラム:省エネ住宅を建てよう|お財布にも健康にも優しい家づくり

【デメリット】防水の面で不安が残る

1つ目のデメリットと関連して「防水対策」の観点からも不安を感じてしまいます。

深い軒が無いということは、風があれば壁や窓に直接雨が吹き付けることになります。壁と窓や壁と屋根の境目は雨水が壁内に侵入する経路となる可能性があるので、しっかり防水対策を行ってくれるハウスメーカーを探すことが大切です。

キューブ型の家でおしゃれに暮らすには?

特徴を把握したところで、キューブ型の家をおしゃれに建築する方法を解説します。

コツ1:窓を始めとする開口部にこだわる

コツ1:窓を始めとする開口部にこだわる

▶︎60’s stage 安芸高田市吉田町の家

1つ目は「開口部にこだわる」ことです。

キューブ型の家は、建物や屋根の形で個性を出しづらい分、玄関ドアや窓といった開口部にこだわって個性を演出します。

窓の高さを揃えたり、細長い窓を連続させたり、あえて窓をなくしたり。こうした工夫で外観は驚くほどおしゃれに変わるので、開口部にこだわりましょう。

コツ2:外壁の色味と素材にこだわる

2つ目は「外壁の色味と素材にこだわる」こと。

シンプルなキューブ型の家では、外壁の色味や素材がそのまま外観の印象に直結します。色や素材にこだわれば、優れた外観の家になります。

1階部分や玄関は、目視するときの距離が近く、手で触ることも考えられるので、さらにこだわって吟味しましょう。

コツ3:部分的にアクセントを入れる

▶︎60’s stage 吉田の家

▶︎60’s stage 吉田の家

3つ目は「部分的なアクセント」を入れることです。

全体を同じ素材で仕上げてもおしゃれになりますが、たとえば玄関まわりの一部だけでも木材を利用することで、おしゃれさが跳ね上がります。

ファッションでもコーディネートにワンポイントを入れることは大事ですが、キューブ型の家においても同様です。

コツ4:外構はしっかり考える

4つ目は「外構への配慮」です。

シンプルな外観を持つキューブ型の家では、外構によって受ける印象が大きく変わってきます。コンクリートで無機質的に仕上げても、植栽を多用して温かみのある雰囲気に仕上げても、どちらでもキューブ型の家にはマッチするので、好みの外観・外構を作り上げましょう。

コツ5:内部も外に合わせてシンプルに

▶︎Diolive 十日市東の家

▶︎Diolive 十日市東の家

5つ目のコツは「内部も外部に合わせてシンプルに」することです。

外観をシンプルに仕上げた反動で、内装は遊び心を加えたくなりますが、外観に合わせてシンプルに仕上げることで統一感が出ます。

統一感を出しつつおしゃれに仕上げたいなら、異素材を組み合わせてみてもよいでしょう。

広島で実現「キューブ型」のおしゃれな家の実例

記事の終わりに、広島県で実現したおしゃれなキューブ型の家を紹介します。

趣味と生活を両立させる家

趣味と生活を両立させる家

▶︎60’s stage 十日市の家

初めに紹介するのは、外壁にブラックの金属サイディングを採用した注文住宅です。外壁に加えて、窓枠や軒裏、雨樋や玄関ドアに至るまで、全て黒色で統一していることから、非常にスタイリッシュな外観に仕上がっています。

趣味と生活を両立させる家_2

床は無垢板、壁と天井は優しい白色でまとめ上げて、シンプルながらおしゃれな空間です。大きな開口部からはウッドデッキと外部の緑を望むことができ、アウドドアを好む施主様にぴったりな空間ができあがりました。

吹き抜けから光の差し込む家

▶︎60’s stage 庄原の家

▶︎60’s stage 庄原の家

外観はグレーでまとめ上げつつ、玄関周りだけ無垢板を横張りにして、ワンポイントでおしゃれにまとめました。キューブ型の家ですが、屋根部分の延長して、冬の日差しは取り込みながら夏の日差しを遮るようにしたパッシブデザインが印象的です。

▶︎60’s stage 庄原の家

室内は吹き抜けになっていて、2階から差し込む光が家全体を明るく照らしてくれます。吹き抜けを利用する場合は熱気が上昇してしまうことから、住宅の断熱性能にこだわる必要があります。

本事例では樹脂製トリプルガラスを利用するなどして、Ua値0.39、C値0.3cm2を達成しているので、冬でも1階2階とも暖かです。

鮮やかなネイビーの外壁が印象的な家

▶︎60’sstage 畠敷の家

▶︎60’sstage 畠敷の家

最後に紹介するのは、ネイビーのガルバリウム鋼板と青空がおしゃれな注文住宅です。窓枠に白色を選択することで、西海岸風の爽やかな印象も受けます。玄関を出てすぐにカーポートの屋根があるため、雨の日でも濡れずに移動でき、実用性も十分です。

▶︎60’sstage 畠敷の家

内装は床・壁ともに穏やかな色味で仕上げていて、キッチン背面のグレーの色味がワンポイントでおしゃれな空間に仕上がっています。

まとめ│キューブ型の家でおしゃれな暮らしを実現

キューブ型の家の特徴を紹介するとともに、おしゃれに仕上げるためのコツについて解説しました。

真四角な家は非常に印象的ながら没個性的と思われがちです。しかし本記事で紹介した事例のように、一軒ごとに使用する素材や色味が異なることで、施主様のカラーが出て個性あふれる家づくりができます。

「キューブ型の家はおしゃれだけど、もっと個性的な家がいい」こう思う人は、考えを改めて、おしゃれで個性的なキューブ型の家を実現してみてください。

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私たち“エムズホーム”は、広島県三次市を拠点に創業1967年から“愛着の持てる住まいづくり”をモットーに、「温熱環境」「光・空気環境」「デザイン性」を重視した高性能住宅の設計施工をしております。

 

 

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著者情報

小谷 幸裕

小谷 幸裕マスダランドビル株式会社 代表取締役社長

資格:一級建築施工管理技士・二級建築士・インテリアコーディネーター
現場監督を経て住宅の高気密高断熱に対し技術職として
長く経験を積んでまいりました

2019年に代表取締役就任
2023年初のHEAT20 G2・G3の家完成
各部屋の温度差が少なく、独自の全館空調を導入した
現在実データを収集し、心地よさを検証中
2024年7度年連続
ハウスオブザイヤーインエナジー2023受賞
初の全国2位の優秀企業賞を受賞

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