家づくりガイド

2023.2.20

ZEH機能性注文住宅高気密・高断熱

木造住宅は寒いって本当?理由と対策ポイントを解説

冬でも暖かい家

古い木造住宅に住んでいると、足元の冷えや入ってくる隙間風、窓辺の結露が気になるという方も多いでしょう。

そのため、どうしても「木造住宅は寒い」というイメージが強く、マンションなどへ住み替えを検討する方もいます。

しかし、実はそれにはきちんとした理由があり、問題を解決すれば「寒くない藻屑住宅」を実現できます。

そこで、今回は木造住宅が寒いと感じる理由と、その対策ポイントについてお話しします。

島根・広島でこれから住まいづくりを始める人は、ぜひ参考にしてください。

 

 

この記事のポイント
■ 木造住宅が寒いと言われる原因は、気密性・断熱性の低さにあります。
■ 木の特性を活かしながら、高気密・高断熱にすることで“冬寒くなく夏暑くない”住まいが実現できます。
■ 私たち“エムズホーム”は、「愛着の持てる住まいづくり」をコンセプトに、高性能でスタイリッシュな住宅づくりを行なっています。

 

 

 

 

日本で住宅のほとんどが木造住宅な理由

木造住宅が多い理由

みなさんも、日本の戸建住宅と聞くと木造住宅を連想するでしょう。

そのイメージは間違ってなく、総務省統計局が2008(平成20)年に実施した調査によると、木造住宅の割合は全体の58.9%と、昭和53年の81.7%からは減少しているものの、まだまだ過半数を超えているのが現状です。

このデータには集合住宅も含まれており、一戸建て住宅に限定すると総数27,450戸のうち木造・防火木造の住宅は25,420戸・約92.6%にまで上ります。参考:総務省統計局|平成20年度 住宅の種類,建て方及び構造

前回の調査が行われた2008年から15年ほど経ちますが、現在も一戸建ての主要構造は「木造」です。

 

では、なぜこれほどまでに日本には木造住宅が多いのでしょうか?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

 

材料・施工にかかるコストが安い

木造住宅は、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨造(S造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)と比べると、材料や施工にかかるコストが格段に安いです。

間取りや仕様にもよりますが、木造とRC造の総コストを比較すると半分程度の場合も少なくありません。

「高い分、長持ちするのでは?」と考える方も多いでしょう。

確かに、一昔前までは非木造住宅の方が耐久年数が長いとされており、木造住宅は30〜40年で建て替えるケースも多かったのです。

しかし、最近は木造住宅の“長寿命化”がキーワードとなっており、メンテナンスやリノベーションをしながら長く住み続けるのがスタンダートになりつつあります。

 

ポイント
木造住宅の価格面における魅力は、「コスパの良さ」です。
ひと昔前までは他構造よりも耐久年数が短いとされてきましたが、建材や構法の向上によって、寿命は長くなっています。

 

〈参考ページ〉

国土交通省|長持ち住宅の手引き

 

 

軽量で地震時の被害を最小限に抑えられる

木造住宅・RC造・S造の重量を比較してみると、そこには格段の違いがあります。

木造住宅の重量を「1」とすると、S造は「1.5」、RC造は「3」程度になるとも言われています。

そのため、地震の際に万が一破損や倒壊した場合の被害が最小限に抑えられるのです。

また、軟弱地盤に建築する場合も、荷重が少ない分、地盤改良にかかるコストも抑えられ、不同沈下(建物荷重による地盤沈下)へも万全の対策をとることができます。

日本は、いつどこで大地震が起きるか分からない立地特性があるため、万が一のときを踏まえて木造住宅を選ぶ方が多いのも事実です。

 

ポイント
不同沈下が起こりやすいのは、粘性土や緩い砂質土などで構成される地盤にある土地で、昔河川だった場所や海に近いエリアは注意が必要です。
ただし、木造住宅は軽量なので、このようなエリアでも地盤改良をした上でなら安心・安全な住まいが実現します。

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調湿性がある

多湿・乾燥を繰り返す気候特性のある日本において、湿気を吸い取ったり放出したりする調湿は、快適な室内空間にする上で重要です。

木材は、この調湿機能を持つ建築材料で、周囲の湿度を一定に保つ役割を果たしてくれます。

 

材料別湿度比較
引用:森林・林業学習館|木材の調湿性と居住空間

ただし、結露など直接水分に触れて木材含水率が長期間20%以上になってしまうと、腐朽菌が繁殖して耐久性が落ちたり、シロアリ被害を受けてしまったりします。

 

ポイント
屋内外の寒暖差による内部結露を防止することが、木造住宅の長持ちに欠かせません。

 

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“木”に慣れ親しんでいる人が多い

日本は国土の2/3を森林が占めるため、昔からその資源を生かした木造住宅の文化が根付いてきました。

そのため、「温もりのある住まい=木」とイメージする方も多く、非木造の住宅でも内装にはウッドインテリアを取り入れるケースは少なくありません。

実際に、木材を住宅に取り入れることで、自律神経や血圧の安定、ストレス軽減などの効果があることも立証されており、今や住宅のみならず、医療施設や教育施設の木造化も推進されています。(参考:林野庁|建築物の木造化・木質化事例、参考資料

 

ポイント
2010年に制定、2021年に改正された「木材利用促進法」によって、脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして建築物全般の木造化が推奨されています。

 

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可変性が高くリノベーションしやすい

RC造やS造は、室内外をリノベーションする場合、どうしても費用がかかってしまいます。

また、構造上変更できない部分も多く、S造は構造体の移動・補強が困難ですし、RC造は間仕切り壁も構造体となっている場合もあり、軽はずみに変更できない可能性もあります。

一方、木造はリノベーションに合わせて耐震補強などがしやすいため、間取り変更や増築・減築がしやすい点がメリットです。

 

ポイント
“住宅の長寿命化”を叶えるためには、ライフスタイルや家族構成の変化に対応できる「可変性(フレキシビリティ)」も重要なポイントです。

 

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木造住宅は寒くて暑い?対策はある?

三次市工務店

ここまでは木造住宅が多い理由や強みについてお話ししましたが、残念ながら「木造住宅は寒くて暑い」という印象を持つ方は少なくありません。

では、なぜそのようなイメージを持たれてしまうのでしょうか。

 

 

■ 築年数が古いと気密性が低い・落ちている

最近は「高気密」をコンセプトにした住宅が増えてきましたが、実は気密性が重要視され始めたのは最近の話です。

数十年前は、防湿処理の技術が未発達であったため、むしろ空気の出入りがあることで結露を防げるとも考えられてきました。

また、何十年も生活してきた住宅は、窓サッシや玄関ドアなどの建て付けが悪かったり、密閉性が落ちていることも少なくありませんし、経年による変形や歪みによって、構造体に隙間が生じていることもあります。

そのため、古い住宅ほど冬には隙間風が入って寒く、夏にはなかなかエアコンが効かず暑くなりがちです。

 

対策方法
新築住宅の場合は構造体の隙間を気密テープや防湿フィルムでしっかり塞いでもらいましょう。
既存住宅の場合は、窓サッシや玄関ドアを新しく取り替えたり、壁・床・天井などを解体して、構造体の隙間を防ぐ”気流止め”工事が効果的です。

 

 

■ 築年数が古いと断熱性が低い・落ちている

気密性と同じく寒さ・暑さに大きな影響を及ぼすのが、「断熱性」です。

住宅の断熱性は、材料の進化や工法の開発、人々の省エネ意識向上によって、年々高まっています。

そのため、築30年を超えた古い住宅と最近の新築住宅では、断熱性に大きな差があるのです。

また、一般的に用いられるグラスウールやロックウールなどの繊維系断熱材は、内部結露などの湿気によって周りの不織布が劣化したりカビが生えたりして、性能が低下します。

そのため、築年数が古く今まで断熱改修をしていない住宅ですと、どうしても室内が外気温の影響を受けやすくなってしまうのです。

 

対策方法
新築住宅の場合は、壁・床下・小屋裏・基礎・開口部などを高断熱仕様にしてもらいましょう。
既存住宅の場合は、窓サッシとガラス、玄関ドアを熱の伝わりにくい断熱仕様にしたり、壁内・床下・小屋裏に断熱材を追加してもらう方法もあります。
外壁側から断熱材を貼る外張り断熱工法もおすすめです。

 

 

■ 計画換気ができていない

いくら住宅の気密性・断熱性が十分であっても、それだけでは完璧ではありません。

換気設備が整っていなければ空気の入れ替えで外部の冷気・暖気が一気に流れ込んできますし、寒さや暑さを気にするあまり換気をしなければ、空気がこもって快適かつ健康的な暮らしは送れないのです。

2003年以降は新築住宅へ24時間換気の設置が義務化されており、それ以降に建てられた住宅なら問題ないと思われがちですが、換気方式によっては熱損失が大きく、給気口からの寒さが気になるケースもあります。

 

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対策方法
新築住宅の場合は、換気能力が高い「第一種換気」、かつ排気の際に熱を回収して給気時にその熱を戻す「熱交換気システム」を採用しましょう。
既存住宅で24時間換気設備がない場合も、新築住宅同様のシステムがおすすめです。

 

 

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実は木材は天然の断熱材!

木の高い断熱性

「木造住宅は寒い」というイメージを持たれるのは、家の気密性・断熱性が低いことが主な理由です。

それらの原因を解消すれば、むしろ木造住宅を「冬暖かく夏涼しい家」にすることは決して難しいことではありません。

何故なら、木材は断熱材にも勝る特性があるからです。

ここで知っておいてほしいキーワードが、「熱伝導率」。

物体を動かしていない状態で、高温部から低温部へ熱が移動する現象を数値化したもので、熱の伝わりやすさを表します。

木は、他の建築材料と比べてもこの熱伝導率が段違いに少ないのです。

 

建築材料 熱伝導率(W /m・K)
・コンクリート 1.6
・鋼 55
・アルミニウム 210
・ガラス 1.0
・石膏ボード 0.22
・天然木材 0.12
・木質系合板 0.16

(参考:一般財団法人 住宅・建築SDGs推進センター

 

熱伝導率が低いということは、外気温の影響を室内に伝えないということです。

実際に、コンクリートとビニールタイルとで温度の伝わり方を比較してみると、木材から人の皮膚に伝わる温度が安定していることが分かります。

 

木の断熱性

(引用:和歌山県

 

つまり、木造住宅が寒い・暑いというのは、材料に問題があるという訳ではないのです。

 

 

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エムズホームの家は「高断熱・高気密」が標準仕様

三次市工務店

 

私たち“エムズホーム”では、お客様の快適な暮らしを実現させるために、「高断熱・高気密」を標準仕様としています。

 

 

■ UA値が0.39以下

エムズホームは断熱等級6が標準仕様

家の「室内と外気の熱の出入りのしやすさ」を表すUA値が0.39以下になるようにプランニングいたします。

特に、屋根・天井の断熱材は、高性能グラスウール310mmを使用し、冬場の寒さはもちろん、真夏に小屋裏(天井裏)に蓄えられる熱気が室内に伝わることを抑えます。

UA値が低いということは、空調効率がアップするということ。

“エムズホーム”で新築したオール電化住宅の電気代年額平均は122,640円(月額10,220円)と、省エネ性も立証されています。

 

 

■ Uw値が0.94以下

エムズホームは断熱等級6が標準仕様

 

UA値が家全体の断熱性を示しているのに対して、Uw値は“窓”の断熱性を示す指標です。

窓は、外壁などよりも熱損失量が多く、重点的に断熱をしなくてはいけない場所。

ですから、“エムズホーム”では、「樹脂サッシ」+「断熱ガス入り金属膜トリプルガラス」を標準仕様としています。

ヒートブリッジ(熱橋)と呼ばれる“熱の出入り口”となりやすいアルミサッシにせず、熱伝導率の低い樹脂サッシにし、さらに最高峰の断熱性をもつトリプルガラスを入れることで、窓辺の温度差による不快感を抑え、結露の発生も防げます。

 

 

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まとめ|木造住宅の寒さ対策は気密性・断熱性がカギ

「木造住宅は寒い」そんなイメージを持つ方も多いですが、実は材料や構法に問題があるのではありません。

木造住宅でも、気密性・断熱性を高めることで「冬寒くなく夏暑くない住まい」は実現できます!

ですから、マイホームの新築や今のお住まいのリノベーションを検討する際は、ぜひ気密性・断熱性についても考えてみてください。

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広島・島根で快適なマイホームを建てたい方はエムズホームにご相談を

私たち“エムズホーム”は、広島県三次市を拠点に創業1967年から“愛着の持てる住まいづくり”をモットーに、「温熱環境」「光・空気環境」「デザイン性」を重視した高性能住宅の設計施工をしております。

 

エムズホームコンセプト

【お客様への“3つのお約束”】

  • 1.私たちは、ストレスなく過ごして頂ける住まいの環境を整え、豊かな暮らしへの支援をし続けます。
  • 2.私たちは、健康で、安心して暮らせる家(性能)を、断熱、気密、換気、空調、通風、採光、日射等についてシミュレーションで可視化してご提案します。
  • 3.私たちは、豊かに暮らすための考え方、住宅ローン、LCC(ライフサイクルコスト)、光熱費、収納、家事楽、室内環境、地域貢献等)賢く住まうための知識など)をアドバイス。理想の豊かな住まいづくりの実現を一緒に目指して参ります。

 

 

高性能住宅は、省エネで光熱費を抑えられるだけではなく、地球温暖化対策につながるなど、環境問題へも寄与できます。

一生に一度の大きな買い物である「マイホーム新築」だからこそ、“高性能 × デザイン”の両方にこだわってみませんか?

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著者情報

小谷 幸裕

小谷 幸裕マスダランドビル株式会社 代表取締役社長

「夢のマイホームを実現させる」 
そんな大きな目標をめざす皆様を
心より応援するために私たちは何をすべきか?問い続けてきました。

最初は、「ご要望に沿った家を造り上げること」
でした。
それが、「ご要望を超えた家を造り上げること」
に変わり
現在の、「豊かに暮らせる家を造り上げること」
へと進化してきました。
ご要望に沿った家を造ることはもちろん大切にしなければいけませんが
本来、「家(という構造物)をつくること」が目的ではなく
いかに「豊かに暮らすことができる家をつくること」が大切なのではないかと思うのです。

私たちが掲げる経営理念
[愛着の持てる住まいづくり]には
私たちがお手伝いさせて頂いた家で、永く豊かで幸せに暮らして頂きたいという
想いが込められています。
永く豊かで幸せに暮らして頂くためには、何が必要かを問いながら
それを追求し続け、実現していくことこそが私たちの使命です



資格:一級建築施工管理技士・二級建築士・インテリアコーディネーター

エムズホーム
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