2023.9.13
注文住宅は内装でおしゃれで快適な家に!広島の施工例で見る内装画像も
注文住宅では間取りや外観デザインなど、打ち合わせをしながら決めていくことがたくさんあり、その中のひとつが内装です。特に天井、壁、床は面積が広いので、色やテイストが室内の雰囲気に大きく影響し、室内の快適さも生みだします。
おしゃれで快適な家を生み出す内装の決め方とコストダウンの方法や失敗を避けるポイントを見ていきましょう。
内装は素材の選び方で室内環境が変わります。
視覚的な雰囲気と室内環境の良さを同時に備える内装の決め方が大切です。
Contents
注文住宅の内装の決め方は2つの方向から
新築時に施工する内装には天井、壁、床の仕上げと、照明や造作家具があります。この中で、天井、壁、床は、室内の居心地の良さに最も影響する部分です。面積が広く、意識しなくても常に視界に入ってくるので、色や質感が視覚的な居心地の良さを左右します。
同時に、採用する素材によって室内の空気環境への影響が変わるので快適さも変わります。その為、天井や壁、床の素材選びは視覚的な室内の居心地の良さと、空気環境の調えやすさという2つの面から決めていくことが大切です。
視覚的な好みや質感から考える内装の決め方
天井や壁、床に使う素材には、無垢材、塗り壁、クロス、畳、コルクなど様々あります。これらの数多くの素材の中から、居心地の良い内装を生み出す最適な素材選びに必要なポイントを整理していきましょう。
いつまでも飽きの来ない色とアクセントカラーの組み合わせ方
内装の素材の中で、無垢材や塗り壁は半永久的に、クロスは製品にもよりますが十数年使い続けます。その為、長年使い続けていても飽きの来ない色、日常生活にすんなりと馴染む色を選ぶことが大切です。
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。>>>四拾貫町の家
この事例では、明るい色合いのフローリングと、ホワイト系の塗り壁がモダンなデザインのリビングを、自然で心が落ち着く空間にしています。
一方、個性的な色やデザインでアクセントをつけたい場合には、部分的にアクセントカラーを入れるという方法や、アクセントになる色調の家具やカーテンやカーペットを選ぶなどの方法が考えられます。
部分的なアクセントカラーとは、梁、建具、サッシ、壁の一部分に全体的な色のトーンとは対比的な色を使うデザインを指します。アクセントカラーを使う部分と、全体の面積の比率や色のトーンの違いの大きさで雰囲気が変わります。
部分的なアクセントカラーの例
ブラック系のサッシ、階段の手すり、キッチンがアクセントになり、ナチュラルな雰囲気のフローリングや壁を引き締めています。
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。>>>ZEH 十日市東の家
濃淡のあるグレー系のタイルと腰壁が、フローリングと塗り壁の室内に柔らかなアクセントになっています。
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。>>>安芸高田市吉田町の家
深い色合いの梁が天井のアクセントになっています。梁に取り付けられているスポットライトは角度を自由に変えられるので、シーンに合わせて室内の印象を様々に演出できます。
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。>>>島根県飯石郡飯南町の家
雰囲気を変える素材による質感の違い
同じ色であっても、素材によって見た目の印象が変わります。木材や塗り壁、畳は温かみを感じさせます。畳の中には昔ながらの和風の部屋に調和する畳の他に、畳縁のないモダンな部屋にも調和する畳があります。
子育て中にはリビングに畳があると便利です。2階の子ども部屋で子どもの昼寝をさせると目が届かなくて心配、でもリビングはおしゃれな内装にしたい…というような場合には、畳縁のない畳を選ぶと、違和感なくモダンな部屋に畳が溶け込みます。
こちらの事例を詳しくご覧いただけます。>>>島根県飯石郡飯南町の家
また、大理石は引き締まったモダンな雰囲気、タイルやガラスは選び方でレトロな味わいになることもモダンになることもあります。
空気環境の調えやすさから考える内装の決め方
内装に使われる素材には大きく分けて自然素材と工業製品があります。自然素材とは、無垢材、漆喰、紙、畳、コルク、タイル、大理石などが挙げられます。このうち、タイルや大理石以外の自然素材には、程度の差はありますが調湿性があります。
調湿性とは空気中の水分を調整して、室内を適切な湿度に調えるという性質を指します。その為、内装に自然素材が多用されていると、梅雨から夏にかけて室内がジメジメしたり、冬には乾燥しすぎたりするという状態にならないよう、サポートする働きをしてくれます。
もちろん、住宅内の空気を調整する為には空調設備が最も大切ですが、内装素材による湿度の調整と組み合わせることで、より快適さを向上させるのです。
最適な湿度に調整されている室内では、結露が抑えられるので、カビやダニが発生しなくなりアレルギー発症のリスクが低下します。また、湿度は体感温度にも影響があります。エアコンで室内の温度が最適に調えられていても、湿度が高いと蒸し暑く感じ、乾燥しすぎていると寒く感じるからです。
加えて、自然素材には有害な化学物質を空気中に揮発しないという特性があります。木材について調べていると、無垢材だけが良い素材で、集成材は有害な物質を揮発するので健康に悪いというような情報を見かけることがあるのではないでしょうか?
確かに無垢材は、色、質感、調湿性など優れた点が多々ありますが、傷やシミがつきやすいという点もあります。その為、キッチンカウンターなどには、傷やシミに強いという特性を持つ集成材が使われることが多いです。
ただ、その中には、使われている接着剤が有害な化学物質を揮発させ、シックハウス症候群を発生させる集成材も全くない訳ではありません。
シックハウス症候群とは
近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、「シックハウス症候群」と呼ばれています。その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。
その為、注文住宅を新築する際には、施工を依頼する工務店の家づくりへの考え方や、こだわりを知ることがとても大切です。住む人の健康に留意した家づくりをする工務店では、空気環境に悪影響を与えない集成材を使っています。
また、打ち合わせの際には、色やデザインだけではなく素材の特性についても十分な説明を受けるようにしましょう。
空気環境が調っている室内では、室温と体感温度が調整しやすくなります。また、アレルギーなどの発生リスクの少ないきれいな空気が維持されるため、家族の健康にも関わってきます。
注文住宅の内装におすすめの素材
天井や壁、床に使う内装素材には非常に多くの種類があります。おしゃれで家族の健康にも良い素材と考えると、無垢材が良いのかしら…?無垢材なら樹種は?高級な樹種を使うと予算オーバーしそう…など、疑問が次々に出てくるのではないでしょうか?
まず、予算との関係から考えてみましょう。
フローリングの決め方
ウォールナッツやマホガニーなどの高級樹種の無垢材を使うと、非常に高額な建築費がかかります。一方、パイン材などの中には安価な無垢材もありますが、傷がつきやすい、新築から数年は色合いが明るすぎて好みに合わないといった問題が出てくるかもしれません。
そこでおすすめしたいフローリングが、三層無垢フローリングです。三層無垢フローリングとは、木材を3層に張り合わせる3層構造のフローリングです。乾燥の度合いが均等な木材を張り合わせるので、無垢フローリングに比べて、収縮や膨張が少ないという特性があることに加え、無垢材フローリングより予算を抑えられます。
また、無垢材フローリングでは1枚の板の幅の広さには限界がありますが、三層無垢フローリングでは幅の広いタイプを選べます。フローリングの幅は好みもありますが、ある程度広い方がゆったりした空間に感じられるという方も少なくありません。
さらに三層無垢フローリングでは突板に使われている無垢材によって、室内の雰囲気が変わります。木目が美しく、上質で自然の風合いを持つオークは、室内を明るい雰囲気にします。そして新築から年数が経つにつれて、紫外線によって徐々に深い色合いへと変化し、落ち着いた雰囲気を醸し出すようになっていきます。
塗り壁とクロスの決め方
天井や壁に使われる素材には主に塗り壁とクロスがあります。
内装に使う塗り壁
塗り壁には消石灰を主な原料にする漆喰と、植物性プランクトンの化石を主な原料にする珪藻土があり、質感や性能が異なります。
珪藻土は、漆喰より予算が抑えられることに加え、調湿性という面からみると、珪藻土が最も優れていますが、木造住宅の壁に使うと乾燥しすぎてしまうとも言われています。
漆喰には日本で昔から使われてきた漆喰の他に、イタリア漆喰やフランス漆喰があります。日本の漆喰は焼いた石灰石に水を加えて作り出す消石灰ですが、イタリアの漆喰は石灰石を焼いた後、長期間水に漬けておくという方法で製造され、フランス漆喰は南フランスの石灰岩をベースに蜜蝋ワックスで仕上げます。
どの漆喰にもそれぞれの風合いの良さがありますが、その中でイタリア漆喰はその製造法から、安定した品質が特徴です。そのことからエムズホームではイタリア漆喰を採用することが多いです。
内装に使うクロス
内装に使われる主なクロスには、塩化ビニル樹脂を原料とするビニルクロス、和紙や洋紙を使う紙クロス、麻や木綿などの自然素材や化学繊維を使う織物クロスがあります。この中でビニルクロスにはお手入れが簡単で汚れにくい機能クロスが数多く取り揃えられていて、製品価格も抑えられています。
一方、紙クロスや織物クロスには、独特の自然な風合いと高級感があり、色やデザインも豊富です。ただ、ビニルクロスよりも製品価格が高く、お手入れや掃除もビニールクロスほど手軽ではありません。
特に紙クロスには耐久性が低いという問題点があるのですが、オガファーザーは張替えの必要がない耐久性の高い紙クロスです。木くずから生まれたおがくずから作られるオガファーザーは、壁に貼り付けた後、汚れが気になれば調湿性のある粘土塗料で塗装するという方法で施工も出来ます。
オガファーザーと塗装の組み合わせは、耐久性の他に、内装をモダンな印象にもナチュラルで温かみのある雰囲気にも演出できる良さもあるので、おすすめの内装素材です。
内装の決め方で失敗しない為のポイント
新築住宅の間取りを決める際には、入居時に家具が窓に被った、冷蔵庫を置いたらデッドスペースができてしまったなどの失敗を防ぐ為、家具や家電のサイズも考え併せながら計画を進めることと思います。このことは、内装を決めていく際にも必要です。
天井、壁、床の色や質感と、照明器具や家具、室内ドアなど建具とのバランスを考えながら、慎重に決めていかないと、家具や照明を入れたらチグハグな雰囲気になってしまったというようなことになりかねません。
内装は、視覚的にも室内環境的にも居心地の良さを左右します。打ち合わせ時には家族の好みや希望を伝えると共に、素材の持つ特性についても十分な説明を受けるようにしましょう。
おしゃれで快適な家にしたいけれど、どうしたらいいのかしら…?とお考えの際にはメール・お電話にてお問合せください。
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私たち“エムズホーム”は、広島県三次市を拠点に創業1967年から“愛着の持てる住まいづくり”をモットーに、「温熱環境」「光・空気環境」「デザイン性」を重視した高性能住宅の設計施工をしております。
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