家づくりガイド

2024.2.29

間取り・プランニング高気密・高断熱

断熱区画リノベーションについてその②

三次市リノベーション

2. 高性能区画リノベーションとは?〜もっと詳しく

 

リノベーションの意味をしっかり確認頂いた上で、あらためて

高性能区画リノベの紹介を。。
高性能区画リノベの第一段階は、お客様の重視される場所で、一定

の生活が完結できるような区画を限定することからスタートします。
家の中で活動している時間が長いところに重点を置いて、快適な

生活が出来る範囲を検討していきます。
例えば、LDKを重視する場合、LDKを中心とし水回り(トイレ、洗面、

風品、キッチン)を含めると、寝る以外のほとんどの家時間を過ごせる

ことから、メインにはその改修を提案しています。
既存の住宅の場合、LDKの配置になってなかったり、トイレは西端、

お風呂は東端とバラバラであることもあります。
そんな、既存の構造に配慮しながら、間取りを変えて、水回りを集約する

よう重視する部分をひとまとめに区画するようプランを考え直していきます。
また、年老いたご両親(又は片親)、あるいは自分たち夫婦の寝室だけっ

て方もおられますが、その場合には、先ほどの集約させた水回りと一緒に

区画できれば一番良いと思います。
それが無理であれば、トイレと手洗い程度だけでも付けておくと年齢を重ねる

につれ重宝します。
そんな風に大切な部分をできるだけひとまとめに区画して、次にその区画した

部分の、耐震性能を上げたり、断熱したりと、性能アップを図っていきます。

この説明は、次の項で。

 

 

この記事のポイント

今回のお話しは、家全体を改修しようとするのではなく、
場所(区画)を絞って改修する

改修部分は高断熱性能にして快適な空間をめざす
そんな高断熱区画リノベーションのお話しです。

 

 

断熱リノベーション

 

さて、このように、①機能を回復して、②性能を向上させ、お客様の要望に

合わせて満足度の高い住まいへと改修していくことを、高性能区画リノベと

言ってます。
高性能区画リノベのこと少しは理解いただけたでしょうか?

量より質を上げていきませんか

もちろん、家全体をリノベできればいいのですが、改修費用が高くなって

しまうので、限られた予算を有効に活用するための案として積極的に提案

しています。限られた予算を、家全体に薄く広げて改修(リフォーム)する

考えもありますが、それが全て正しいとは思わないのです。
2.で説明したように、ひとまとめに区画した大切な部分にしっかり予算を集約

させることで、量より質を上げていくことが、同じ予算でも満足度を上げる

ことができると考えています。
そんな改修=高性能区画リノベを私たちは提案していきたいのです。

 

1.の②で高性能の性能とは、どんなものか説明しました。
弊社では、そのうち、特に断熱性、気密性、快適性、省エネルギー性などを

重視した改修を提案していると云いましたが、その理由を少しお話ししたい

と思います。

 

なぜ断熱や省エネ性などを重視すべきと考えているのか?

これまで、結構多くの方が、日本人は我慢強くて、暑さ、寒さは我慢すれば

耐えられるので、リフォームだけでいい・・・と。
断熱はあまり重視されていないんだなあと感じていました。(必要ないと

思っておられたわけではないと思いますが・・・)
しかし、温暖化等でこれだけ夏が暑くなってくると、我慢しているうちに

熱中症で亡くなられる…というニュースを多く耳にする状況になってきています。
加えて、室内での温度差が身体に負担を与えていて、寒暖差の激しい住宅での

生活で心筋梗塞、脳便塞・脳の病気の大きな要因になることが、建築と医学

とのコラボ研究で、わかってきました。
逆に、寒暖差の少ない家では、上記の病気になるリスクが少なくなるという

ことなんです。

温度差・冷えによる健康被害

頭痛や腰痛、生理痛、冷え性や不眠症、アレルギー、喘息やアトピー

などの数多くの生活習慣病といわれる多様な症状が軽くなったという調査報告

が出ています。
更には、魔法瓶のように熱の逃げ(入り)にくい室内空間を作ることで光熱費

を抑えることができるので、一石三鳥です。
最近どんどん高騰して、以前の倍になったと嘆いておられる家庭もある光熱費

ですが、請求書を見るのが怖いといったストレスを感じなくて済むのなら

一石四鳥になりますか(笑)。

ヒートショックの恐ろしさ 高齢者だけでなく、2割は20代~40代が被害にあっている

ヒートショックとは暖かい部屋と寒い部屋との温度差による急激な血圧変動が原因

心筋梗塞や脳卒中を引き起こす健康リスクのことです。急に体温が下がると血管を縮ませて血圧が上がり、逆に体温が上がると血管が広がることで血圧が下がります。心臓や血管に大きな負担がかかるため、身体に影響を与えてしまうのです。

脱衣~お風呂 寝室~廊下 リビング~トイレ」など、温度差が大きくなりやすい場所を行き来する際にヒートショックのリスクが高まります。冬場のお風呂は特に危険

衣類を脱ぐとブルっとするのも温度差が体に負担を与えるヒートショックの症状です。

 

三次市などの冬は、家全体が冷たく冷え切っています。寝室から出たときにも寒さに曝されることになるのでご注意ください。WHO(世界保健機構)では、冬の住宅の最低室内温度として18℃以上を勧告しています。また、英国保険省の冬季住宅内室温指針でも18℃を許容室温に。18℃未満で血圧上昇・循環器疾患の恐れ、16℃未満で呼吸器系疾患への抵抗力が低下するとしています。

断熱リフォームをすることや暖房器具を使用することで、家を暖かく保つことと、部屋間の温度差をなるべく小さくすることが大切です。

 

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▶リノベーションの中身についての説明

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私たちエムズホームは、「いつまでも快適で省エネな生活ができる家」にする為にはどうしたら良いのかを常に考え続け、安心・安全・健康・省エネな暮らしの実現をお客様と一緒に目指しています。

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エムズホームは新築であればHEAT20G2以上の性能・全館空調をおススメしています

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リノベーションであれば、断然断熱強化リノベーションをおススメしています

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築40年前の家を高気密高断熱化 C値測定 1.3㎠/㎡

今年も手厚い補助金でリノベーションでも使用できます。お盆までに完成を希望される方が増えるのがこの時期です

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庄原市リノベーション

 

私たち“エムズホーム”は、広島県三次市を拠点に創業1967年から“愛着の持てる住まいづくり”をモットーに、「温熱環境」「光・空気環境」「デザイン性」を重視した高性能住宅の設計施工をしております。

 

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  • 1.私たちは、ストレスなく過ごして頂ける住まいの環境を整え、豊かな暮らしへの支援をし続けます。
  • 2.私たちは、健康で、安心して暮らせる家(性能)を、断熱、気密、換気、空調、通風、採光、日射等についてシミュレーションで可視化してご提案します。
  • 3.私たちは、豊かに暮らすための考え方、住宅ローン、LCC(ライフサイクルコスト)、光熱費、収納、家事楽、室内環境、地域貢献等)賢く住まうための知識など)をアドバイス。理想の豊かな住まいづくりの実現を一緒に目指して参ります。

 

 

高性能住宅は、省エネで光熱費を抑えられるだけではなく、地球温暖化対策につながるなど、環境問題へも寄与できます。

一生に一度の大きな買い物である「マイホーム新築」だからこそ、“高性能 × デザイン”の両方にこだわってみませんか?

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著者情報

小谷 幸裕

小谷 幸裕マスダランドビル株式会社 代表取締役社長

資格:一級建築施工管理技士・二級建築士・インテリアコーディネーター
現場監督を経て住宅の高気密高断熱に対し技術職として
長く経験を積んでまいりました

2019年に代表取締役就任
2023年初のHEAT20 G2・G3の家完成
各部屋の温度差が少なく、独自の全館空調を導入した
現在実データを収集し、心地よさを検証中
2024年7度年連続
ハウスオブザイヤーインエナジー2023受賞
初の全国2位の優秀企業賞を受賞

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